オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

理論上はコミュニケーションの達人になれる

かわいい女性と話す。


先日会った時に、最近一緒にいて楽しい人がいると話していた。その時は、恋の始まりのキラキラがまぶしくって、それに、若くてかわいい人に恋愛の話を聞いていいものかという遠慮もあって、一緒にいて楽しい彼との話を深くは聞かなかったのだった。


orangutan-nisshi.hatenablog.com


前回の反省を踏まえて、一緒にいて楽しい男性とのことを聞いてみる。聞いた話の内容はここには書かないけど、恋の始まりはたいていの場合楽しいものなので、楽しい会話。相手が話せる話題をふってみるのは、コミュニケーションのテクニックとして大切である、なんてことは脇に置いて、恋のキラキラが楽しい。


妻の元同僚と飲んだ時にも、そういえば引っかかるコミュニケーションがあった。


――俺に高校時代彼女ができたことがなく、制服デートをしたことがないのは、俺のメンタリティに一生影を落とし続けるに違いない。


なんて話を、妻が席を外している間に語っていると、元同僚も言う。


「わたしも! 私なんて勉強ばっかりしてて、本当に暗黒時代です」


おお、わが同志! と思ったのもつかの間、元同僚は続ける。


「でも、なんだかんだ楽しくやってたんでしょ、だってイケメンじゃないですか……」


僕はイケメンではないので、驚く。


――そ、そんなことないよぉ……。


「イケメンじゃないですか、そんなことないよぉ」と同じやりとりを2度繰り返す。気まずい間。ドギマギする。いかに俺がイケメンじゃないかを説けばこの気まずさに打ち勝てるか。


と、そこへ妻が帰ってくる。救世主登場! すぐに別の楽しい話題に移る。


あれは、あの日一番の窮地だった。どうしたら、自分の力だけで気まずさに打ち勝てたのだろうか。


後日、妻にこんなやりとりがあった、と話す。そんなやりとりしてたの、と笑いながら、あっさり言う。


――「でも〇〇さんもかわいいじゃないですか」って言えば済む話じゃないの?


あるある! そういうテンプレート、女子同士は自然にやってる気がする! 「褒められたら褒め返せ」だ。


もう、僕はいつイケメンと言われてもドギマギしない用意ができた。みな臆せず僕をイケメンと褒めに来てくれ。


こういう、コミュニケーションのPDCAを回すことを最近心がけていて、それはプライベートのためだけでなく、むしろ仕事上の人間関係を円滑に運ぶためでもある。こういう積み重ねをコツコツやっていれば、理屈の上ではコミュニケーションの達人になれる!