オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

年長の、コミュニケーションについての名言

相手がそう感じたんなら、私がそう感じさせることをしちゃったんだと思う。


年長の女の子が、友だちとのけんかの後にそう言っていて驚く。なんて建設的で、大人びた考え方をするんだろう。


もしかしたら、身近な大人が言っていることを聞きかじって真似しているだけかもしれない。けれども、そのあとに続いた「ごめんね」には確かに気持ちがこもっているように感じた。


ことの発端は、給食を取りに行く列で横入りした、していない、ということだった。


ともすれば、自分はどうしていた、こんなことを言った、と自分の言動を中心に考えてしまいがちなのは、大人だってそうだ。でも、コミュニケーションは相手があってこそ成り立つもので、だから、相手がどう思ったか、どう感じたか、ということも自分の言動と同様に大切にするべきだ。


相手に歩み寄って「ごめんね」と言った後には、お互いに素直になれて、すぐにギクシャクはなくなる。


こういう、バランスのとれたコミュニケーションができるのは、女の子のほうが多いと感じていて、女の子は幼児のころから女の子で、大人の頭のいい女の人と同じだ。幼児だからって、人生が始まってないわけじゃない。


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