オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

目指せ料理上手!――ふつうのごはんを手早くおいしく

ごはんを作るのも、食べるのも大好きなオランウータン日誌です、こんにちは。


大好きとはいっても、決してグルメではないし(違いの分からない男オランウータン日誌)、料理上手でもなくって、この先、味にうるさくなるつもりはないんだけど、料理上手にはなりたいと思ってる。


料理上手、というと手間暇かけて凝った料理を作れるようなイメージがあるけれど、そういう方向に向かおうとは全然思ってない。


悲しいかな、しがない一般(下のほう)労働者である僕には、だしから料理作るような時間もお金もない。


オシャレ料理をオシャレ食材で作ったとして、それはそれでおいしいに違いがないのだろうけれど、たとえば余った生クリーム、オシャレ洋野菜、メレンゲのあとに残る卵黄を、いったいどうすればいいのか、小市民的想像力がおっつかない。もしかしたら、オシャレ料理を作り続ければオシャレ食材で台所を回す能力がついてくるのかなぁ……。


それに! はっきり言ってオシャレ料理なんてレシピを見て時間をかければ誰でもできるじゃん! と思ってしまう。これも食材と同じで、オシャレ料理も慣れてくれば手早くささっと作れるのかもしれないけど……。


もっというと! 別にふだん、家でオシャレ料理を食べたいとは思わない。 仕事から帰って、チマチマかわいいが腹を満たさない料理が出てきたらちゃぶ台返しだ!


と、思わずオシャレ料理をディスりたい気持ちになってきてしまったのだけど、ともあれ、僕なりに料理上手になりたくって、その基本方針を整理したい。

小市民的料理上手の方針

  1. 冷蔵庫の食材をロスなくおいしく調理できること


そろそろ○○がやばそうだから、早く食べちゃわないと! そうだ、常備してある△△と組み合わせれば……といった具合に、食材を無駄にしないこと。

  1. 献立の味のバランスをイメージできること


一汁三菜を基本として、甘・辛・すっぱいのバランスを考えながら、何を作るかを考えられること。

一品いっぴんの味もある程度は大事なんだけど、それ以上に、食卓に何を並べるかという、食べ合わせでの相乗効果が、食事の満足度にかかわってくると思う。

  1. 手早く作れること


時間もお金もないので、手早く作れるのは大事。


非・丁寧な生活やむなし。便利でおいしく調理できるなら、めんつゆや顆粒だしもどんどんつかっちゃう。


べつだん、書き留めるほどの方針でもなかった気がするんだけど、セレブでもロハスでもサードウェーブでもヒマでもない小市民的には、この程度のことができれば十分料理上手なのではないかと思う。


だしから料理を作ったり、オーガニック食材ばかりを食べている人たちのゆとりある生活を僕は羨ましいとは思うけど、そういう人たちに、非・丁寧な生活がいかに体に悪いかを説かれたりするとムッとするのも事実で、今与えられた条件のなかで、できうる限りの充実した食生活を送れることが何より大切なのであって、そういう食生活を送れるならば、僕はきっと僕なりに誇りに思うだろう。


以上、オランウータン日誌がお届けしました。


とか書いてるそばから、厚揚げをだめにしてしまって傷心。