オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

読書におすすめ! 100均の半透明の極細ふせんが超便利――ふせんを貼って本と自分の関係を作る

本を読むときは内容だけでなく、言葉のディテールまで楽しんでいます、違いの分かる男のオランウータン日誌です、こんにちは。


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違いが分かる男かどうかは別にしても、本を読んでいると細かい部分が気になるのは本当。


たとえば小説なら、登場人物が食べていた料理、出かけた場所、背景に流れている音楽、印象に残るフレーズなどなど、気にしようと思えばどこまでも引っかかっていくことができる。


だけど、あらすじとは関係のない細かい部分は、細かいだけに忘れてしまいがちだ。


後で思い返そうとしても、どんな所に自分がひっかかったのか思い出せなかったり、ある一節を引用しようとしても書いてある所を思い出せなかったりする。


そこでふせんだ。


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僕は本を読む時、気になったところに、100均で売ってる半透明の極細ふせんをぺたぺたはっつけながら読んでいる。


余談だけど、100均で売っているふせんで十分だと思ってて、100均ふせんと、オシャレふせん代表(?)ポストイットとの違いは、残念ながら僕には分かりません。

ふせんを貼って本と自分の関係を作る


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自分が印象に残ったところを探しやすくなって便利、というのは最も分かりやすいメリットだけど、それ以上に、本を深く読みこむのに役立っているように思う。


ただ与えられた文章を追うのではなく、感動したところや逆に違和感をもったところにふせんを貼る。すると、それまでのっぺりとした活字の羅列でしかなかった紙面が立体的に浮かび上がってくる。自分が何に関心を持ち、どういう風にその本を読んだのか、という確かな痕跡がそこに残る。


あとでその本をパラパラと見返した時、ふせんの貼ってある所を追っていくと、初めに読んだ時の印象がよみがえる。


それだけではなく、時間を経ることによって、あるいは、読了することによってもたらされた自分の変化によって、初めに読んだ時には分からなかったこと、思いもしなかったことがひらめくこともある。


ふせんを貼りながら本と付き合うことによって、ただ情報を一方通行的に与えられるだけでなく、自分も考えながら読むようになる。自分と本の双方向的な関係を作ることができるのが、ふせんを貼りながら本を読む最大のメリットだ。


このメリットが100円で買えるなんて、とても安いと思う。ブックカバーの見開きに挟んでおけば読書中いつでも取り出せるし、しおり代わりにも使えるしね。


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以上、オランウータン日誌がお届けしました。


お題「100均で買ってよかったもの」