大人も熱中するボードゲーム「ブロックス」が楽しい――秋の夜長におすすめの遊び
秋の夜長を家でひっそりと楽しむオランウータン日誌です、こんにちは。
フランス生まれのボードゲーム「ブロックス」を買ったので、友だちを家に招いてみんなで遊んだ。
大の大人が寄り集まって小さな盤面を囲み、静かに盛り上がる、とても楽しい時間を過ごすことができた。
ブロックスとは
ブロックスは、各プレーヤーが様々な形をした21個のピースをつなげて、自分のテリトリーを拡大していく陣取りゲームだ。
パッケージに書かれている惹句を引用すると、シンプルだけど奥が深いテリトリー戦略ゲームだ。
1.スタート:最初のピースをボードの隅に!
2.角と角をつなげてピースを置く!
3.たくさん置いた人が勝ち!
1分で覚えられる本当に簡単なルール、なのに、やってみると奥が深くて、何度でもプレイしたくなる、中毒性の高いゲームだ。
ブロックス購入の経緯
そもそも、ブロックスを知ったのは1年ほど前のこと。
こんなボードゲームがあるんですよー、今度家に来てやりましょうよー、なんて友だちに誘われてブロックスの存在を知り、友だち宅で初めてやってみて、物珍しいやら楽しいやらだった。
最近、さっきの友だちとは全然関係のない別の友だちから、うちでブロックスっていうボードゲームをやるから遊びに来ない? なんて誘われて再度プレイ、すっかりはまって帰ってきた。
その時のメンバーに親子連れもいて、8歳児も一緒にブロックスをやって、本当に手加減しているわけではなく、互角にゲームを楽しんだ。っていうか何度も負けた。そのお子さんが聡明だから楽しめるということもあるのだけど、シンプルなルールなのに頭はフル回転という奥深さを味わえた。
そんなこんなで、すぐにアマゾンで購入。夫婦2人で遊んでいたんだけど、やっぱり4人でもやりたい、ということになって、うちに友だちを招くことにした。
大人が熱中する真剣な遊び
初めてブロックスをやる友だちも含め、全部で5人のメンバーが集まった。
単純なルールなので、初めてプレイするメンバーもすぐに慣れて、みんなと同等の戦いができる。
要領よく自分のテリトリーを拡大する頭の良さとともに、ぺろっと相手の邪魔をする意地の悪さも持ち合わせているような人がブロックスでは強いと思っていて、この初心者のメンバーはまさにこのタイプではないかと推測していた。(そして実際強かった。)気心の知れた者同士でやると、こういう性格の人はしたたかな戦い方をしそうだ、とか、やっぱり堅実だなぁ、というような楽しさもあって、とても親密な気分を味わえる。
自分のテリトリーをあからさまに拡大しようとするような目立つプレーヤーを、ほかのプレーヤーたちが暗黙の同盟を結んで阻んだり、こんどはその同盟相手とのテリトリー争いを演じたり……、こういう面白さは大人数集まったからこそのものだ。
戦い方によっては、人間関係にひびが入る可能性も否定はできないのだけれど、いい大人が真剣に遊んで盛り上がれる奥の深いゲーム「ブロックス」、また、わざわざ友だちを集めてでもやりたいと思う。
余談:おうち焼肉はお得で楽しい
ところで、ブロックスの日は、我が家のホットプレートで焼肉をしてみんなで晩御飯を食べた。
肉を囲んで一緒に食べる。肉を焼き始めると、みんな物言わぬ人となって肉を焼いて食べることにのみ集中する。
肉は、みんなの心を一つにする。
ふだんは食べないようないい肉をどっさり買ってきて、焼肉屋に行ったら頼まないであろうかぼちゃやらピーマンやらの野菜もけっこう用意したのに、ごはん3合とともにぺろりと完食。それでも、かかったお金は1人900円程度だ。
焼肉を食べて、休憩がてらブロックスをして、また肉を食べて、デザートを食べながら再度のブロックスで〆る。
ささやかで贅沢なひと時だった。
以上、オランウータン日誌がお届けしました。