オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

自転車とフィルムカメラは相性がいい

オランウータン日誌です、こんにちは。


コンパクトフィルムカメラRICOH GR10を、気が向いたときは平日でもカバンに放り込んで持ち歩く。


持っているからと言って必ず写真を撮るわけではなく、むしろ撮らない日の方が多いくらい。


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246が山手通りと交わる道を、坂の上から撮った。


仕事が終わった後に渋谷に行く用事があって、自転車で向かう途中だった。


ちょっと高いところから下を見下ろすと、ふだん通っている道でも違って見えて新鮮な感覚を味わえる。そういえば、以前住んでいたところの近所に、目白通り明治通りが交わる、千登世橋という橋があって、その橋の上からどこまでも続く車の流れを見るのも好きだった。


橋の上に立って通りを見下ろすのが楽しいからといって、わざわざ電車に乗って写真を撮りに行ったりすることはなくって、たまたま通る道だからこそ、その道の良さにふと気づくのだろう。


そうして、そういう道に自分を連れて行ってくれるのは、電車でもバスでもましてや車でもなく、いつも自転車だ。


自分の好きなスピードで走る。ペダルを踏めば、どこまでも遠くへ行ける。何かが目にとまれば、いつでも立ち止まることができる。立ち止まった時に、カメラがカバンに入っていたら、さらに楽しい。


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せっかくだから、ここまで連れてきてくれた自転車も一緒に写そうと思っていたのだけど、現像してみたら見事にピンボケしていた。こういう失敗もあるのだけど、デジカメのように写りがすぐに分かると、もっといい構図でとか、ピントをここに合わせて……とやりたくなってしまう。フィルムだと半ばやけっぱちの一発勝負。失敗してても、それはそれと割り切れるのもよくって、移動の途中でたまたま出会う景色を写すときの心構えとしてはちょうどいい。


自転車とコンパクトフィルムRICOH GR10、いい組み合わせだと思う。


以上、オランウータン日誌がお届けしました。


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