オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

保育の仕事がたいへんでも楽しくやっていくためには

めまぐるしく日々に追われるとブログを書くゆとりはなくなる。


そもそも僕は追いつめられるまで仕事を放置するようなタイプではないのだけれど、突発的に対応しなければいけないやっかいな案件というのがどうしてもあって、そうなると普段のルーティンはまるで回らなくなる。
ふだんのルーティンをカツカツで組んでいること自体が計画性のなさの表れだ、という批判もあるかもしれないが、それはあたらない。なぜなら、プレイイングマネージャーとして一日の大半を保育室で過ごすので、事務仕事をする時間はどうしても限られてしまうのだ。
じゃあもっと現場の仕事を他メンバーに任せれば……、と詮無い議論が延々と続いてしまいそうなのだけど、なにせ、そんな余裕は保育現場にはないのだ。


どうしても愚痴っぽくなってしまいそうだけど、何とかやっていけているのは、チームのメンバー、上長たち、家族のサポートがあるからこそだ。


そんな紋切り型でおサムいことを……と数年前の僕だったら眉をしかめるだろう。


でも、本心だ。


困難な案件があって、どうしても自分が現場を離れなければいけない時に、安心して任せられるメンバーがいること。その困難を、困難であるからこそ冗談にして仲間と一緒に笑い飛ばしながら毎日切り抜けていけること。変なプレッシャーをかけることなく仕事を任せてくれる上司の理解。家に帰って、ともすればネガティブになりそうな話にも家族が耳を傾けてくれること。どれが欠けても、きっと僕は心のバランスを崩してしまうと思う。(そう考えると、プレイイングマネージャーってすごく危ない橋を渡りつづけるポジションなんじゃないか)


ともあれ、なんとか元気にやっていて、つらい状況の中でも、仲間と前向きに仕事に取り組めることは本当にありがたい。


たいへんな中で仲間と話し合って浮かび上がってきた関心事は、保育ふりかえりを有効におこなう方法を考えること、帳票のフォーマットを日々のふりかえりに役立つ形にしていくこと、職員同士が学び合う機会をいかにして作るかということだ。日々の保育をおざなりにすることなく、学びも深めていきたい。保育を充実させることが、職員同士のチームワークを高めるような場を作っていきたいと思っている。


保育を変える記録の書き方 評価のしかた

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手がるに園内研修メイキング みんなでつくる保育の力

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