オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

時間通りに会議が終わっただけで大喜びする

今日は自分のチームの会議があった。

それぞれの議題を、提議者が段取りよくまとめていたので、全部の議題が時間通りに終わる。
そんなことはまれなので嬉しい。
では時間通りにいかない場合はどうするのかというと、会議の最後は強制終了の尻切れトンボ。
保育園では、子どもが昼寝している間にしか会議ができないので、子どもの起床時間になれば否が応でも保育に向かわなければならない。

話が逸れそうになったけど、だから、今日みたいに時間通りに会議が進行するとすごくうれしい。
一人ひとりのメンバーが自分の仕事をきっちり果たしているからこそ、会議で「ここはどうするの?」、「あれも決めなきゃ」などと紛糾しなくて済んでいるのだと思う。

チームのメンバーががんばっていることを感じると嬉しい。
別に僕が一人ひとりの尻を叩きまくっているというわけではなくて、最近はもうすぐ行われる運動会的なイベントに向けて僕自身が忙しくて、チームのメンバーに目を配れていない所すらある。
今年度のチームで半年が過ぎて、それぞれが主体的に動けるようになってきている……と、会議がオンタイムで終わったということだけで内心大喜びだ。

前に読んだ『3分間コーチ』という本には、一日に3分でいいから部下のことを考えて、部下と話す時間を作ろう、という意味合いのことが書いてあった。

リーダーと部下が、短い時間でもコミュニケーションをとることで、チームとしての仕事の方向性が明確になって、それぞれのメンバーが動きやすくなる。リーダーと話すことによって、それぞれのメンバーの思考が磨かれ、実際に行動へ移るハードルが低くなる。
ゆったり子どもと遊んでいるように見えて、保育士は子どもとの関りに真剣で、10人足らずのチームのメンバー全員と話す時間を作るのすら難しいところはある。
それでも、今よりももっと、一人ひとりのメンバーの力がフルに発揮されるようにしていこう。