「マイ・インターン」を観る。バレンタインだった。

バレンタインだった。

バレンタインだから、というわけでは全然なく、近所に用事を済ませに行くついでにツタヤに行って「マイ・インターン」という映画を借りて観る。

マイ・インターン ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]

あの『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイが、ファッションサイトの社長に!
全ての女性を応援するデトックス・ムービーの誕生

舞台はニューヨーク。華やかなファッション業界に身を置き、プライベートも充実しているジュールス。
そんな彼女の部下に会社の福祉事業として、シニア・インターンのベンが雇われる。
最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールスだが、やがて彼の心のこもった仕事ぶりと
的確な助言を頼りにするようになる。
そんな時、ジュールスは仕事とプライベートの両方で思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られる──。

女性が観ても老人が観ても安心して楽しめる映画。仕事も家庭も、どちらも諦めなくていいんですよ、というメッセージを働く女性には送りつつ、でも、成功を収めるためには先人の永久不滅で普遍的な価値観を大切にしなければなりません、と男たちのことも肯定して満足させる。こんな風に（ご都合主義的にとは言わないけれど）大した葛藤なく人生がうまいことはこんだらいいよなぁ、それにしても映画や小説に出てくる育メンは新時代の価値観を体現する、エコでロハスでサードウェーブなすかした奴にしか見えなくてムカつくよな～。

皮肉っぽいことを言おうと思えば言えるんだけど、年齢も性別も関係なく、自分が大切に思うことに誠実に向きあっていくのが大切だよね、という気持ちになれる、素直な意味でとってもいい映画だった。

最高気温が２３度ととても２月とは思えない陽気だったうえに、すっかり日も長くなったので、映画を見終えた後、引っ越して以来初めて二人でサイクリングに出かける。カットソーに薄手のダウンベストと軽装でも暑いくらい。ごく近所の道を１、２時間だけだけど、まだあまり知らない線路沿いの道を、夕暮れのなか走るのは、目に映るものがすべて懐かしく思えて、楽しい気持ち。

まあせっかくのバレンタインだし作っとくか、って感じで妻がチョコパイとクルミとマシュマロの生チョコを作ってくれた。おいしく食べた。

前からそんなにイベントごとを大切にしていたわけではないけど、最近ますますバレンタイン等々への思い入れは小さくなってる。

今週のお題「バレンタインデー」