オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

相手と向き合うための自己愛


昔付き合っていた女子に新しい恋人ができて幸せにしているらしい、という話を耳にするともやもやする。


もやもやする原因がその女子に対する未練であるならまだ健全だ。なぜなら、未練を感じているということは、一人の人間同士として、その女子と同じ土俵で相手のことを考えているように思えるからだ。


だが、もやもやの原因はその女子に対する未練というよりも、自分のできないこと(=その女子を幸せにすること)をやってのける男の器の大きさに対する嫉妬心であることが多いのではないか。


男の器量の大きさに対する嫉妬心の場合、女子は男同士の力比べのまきぞいを喰らっているだけで、土俵に上がっているのは男たちだけである。男は対戦相手の男の方しか向いていなくって、女子はトロフィーでしかない。そんなのって、男にとっても女にとってもつまんない。


男子の自意識過剰ってそういうつまんない状況を作ってしまいがちなんだけど、ではどうやったらその自意識過剰から逃れられるかっていうと、ありきたりな言い方になっちゃうけど、自分のことを好きでいることが大事だと思う。


もし自分のことが好きなら、たとえ恋人と別れるようなことになっても、俺の人格が否定された!なんて思わないですむ。あの人の欲しがっているものと、俺が与えられるものが違ったんだなってことで、その女子を恨まないでいられる。女子の新しい恋人に対してだって、俺が持っているものとその男の持っているものが違っているだけで、決して勝ち負けの問題ではないということに気がつけるのである。


All need is 自己愛!愛しましょう、自分を!


なぜ保育士ブログに恋愛ネタか


……えっと、自己肯定感を持てるようにすることが乳幼児期の重要なテーマなので、そういう点において今回の恋愛ネタと保育は同じ水脈でつながってる、ってことで……どうでしょう……。


とはいえ、実はけっこう本気で、保育のことを考える上で性や恋愛を無視することはできないと考えてもいる。二村ヒトシの本は、モテ本のカテゴリーにおさまりきらない抜群のおもしろさなのでオススメです。


すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

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