オランウータン日誌

保育士をしています。本と落語と自転車が好きです。

自分たちの保育を見てもらう研修会だった

旅行に行っていた。僕のすべき仕事は終わらせていたし、引継ぎの必要なことも、チームのメンバーに安心して任せてきた。しばらくぶりに会う遠くに住む友だちとも会えて、とても楽しい旅だった。


昨日から久しぶりの仕事、だが、ひさしぶりと思う間もなく今日は自園で開催された研修会だった。


自分たちの保育を、外部の保育士、管理職陣合わせて約25名が視察して、その後、保育内容についてうちの職員と参加者とでふりかえり、ディスカッションをするという、なかなか心理的負担の大きい研修だ。


僕は、僕のチームのメンバー全員で行っている保育はどこに出しても恥ずかしくないものだと思っているので、取り繕うことなく、とにかく普段通りにやろう! ということを確認して臨んだ。チームの目標や、いま抱えている課題、その課題に対して取り組んでいることも全部開示した。ありのままを見てもらって、建設的なアドバイスをもらえるようにした。


結果としては、ふだんどおりの、僕たちのチームの保育を見てもらえたと思う。そして、ふりかえりでは、誉めていただくことが多くて、アドバイスや改善点を指摘されるのではなく、むしろ、どうしてこんなに、職員の意識を高く持って保育ができているのか、と問われることの方が多いくらいだった。


ということで、研修としてだけみると、課題の解決につながるような視点を与えられるでもなく、あまり得るところが多くなかったと言わざるを得ないのだけど、それでも、自分たちの保育が認められたのはとてもうれしい。自信になる。自信を持って、でもおごることなく、家族以外で一番子どもの近くで過ごす専門職として、自分たちの信じる「子どもの最善の利益」を追い求めていこう。どんな保育の仕方であれ、目の前の子どもの姿をしっかり見つめて寄り添えば、それは真なのだ。


自分たちの保育の方向性が間違っていないと確認できた一日だった。